工場や事業所で物流移動などで使用されたパレットは産業廃棄物です。
木製パレット、プラスチック製パレットにもよって廃棄物の種類が変わります。
具体的にどのようにして処理を行っていくのでしょうか。
今回は物流で使用した廃棄パレットの処理について解説いたします。
目次
産業廃棄物の種類
木製パレット
木くずは本来、建設業や木材・木製品製造、パルプ製造業などの業種指定があります。
しかし、木製パレットは例外で業種を問わず、全て産業廃棄物の木くずに該当します。
プラスチック製パレット
こちらは材質の通りに「廃プラスチック類」に該当します。
紙製パレット
具体的にはダンボール素材でできたパレットです。
素材的には「紙くず」になりますが、紙くずには業種指定があります。
よって、特定の業種以外の企業から出るものは産業廃棄物に該当しません。
ダンボール自体が資源として有価物で回収されることが多く、実際には有価物として引き取られてリサイクルされていることがよくあります。
金属パレット
こちらも材質の通りに「金属くず」に該当します。
状態にも寄りますが、こちらも有価物として回収されるケースが多いです。
こちらも参考に御覧ください。
木くずのリサイクル方法は?|丸商の産廃コラム|廃棄物処理・環境コンサルティングの株式会社丸商
処理方法は?
例えば、木製パレットであれば破砕したものを木材チップとして、製紙やボード原料、ボイラー燃料などへリサイクルが可能です。
プラスチックパレットも破砕し細かくしたものを新たな原料として使用し、また新しいパレットへリサイクルすることが可能です。
紙や金属製のものであっても、同じくリサイクルすることが可能です。
有価物としての可能性
状態が良いものは中古品として買取りしている業者もあります。
金属製は劣化して状態が悪い場合であっても、スクラップ品として買取りしてくれることもあります。
木製やプラスチック製品は割れや汚れ等の状態がよくない物は、買取りを断られることがよくあります。
また、買取りにしても一定の量がないと引き取れない業者もあります。
廃棄されるケースは、劣化したものや破損した場合が多いため、実際には産廃処理を行っている場合が多いようです。
当社では、各種パレットの処理についてご提案・運用実績がございます。
中には有価物化を実現したケースもございます。
廃棄物でお困りの際はぜひご相談ください。