一般廃棄物や産業廃棄物も同じく処理する際の危険事故が多く発生しています。
これは危険物が混入したために火災等の事故につながっているケースがほとんどです。
何でも「少し混ぜたくらいなら大丈夫だろう」との考えが非常に危険です。
今回はそんな混ぜると危険な廃棄物をいくつかピックアップしていきたいと思います。
目次
リチウムイオン電池
これはよく収集運搬中や処理工場での事故が多く発生している廃棄物です。
電池が破損したり、衝撃を受けることで発火する危険性があります。
発火してしまうと他の廃棄物にも燃え移ってしまい、大きな火災になってしまいます。
リチウムイオン電池は産業においてもさまざまな機器に使用されています。
廃棄する際は、必ず電池を取り出し、分別して処理しなければなりません。
スプレー缶
塗料やカセットボンベ、潤滑剤など広い範囲で使用されています。
これは中にガスが使用されており、引火して爆発や火災の危険性があります。
廃棄する際には、中身を使い切る、ガス抜きを行う必要があります。
ガス抜き用の金具は市販でもありますので、手軽に準備可能です。
ガソリン、軽油、灯油等
引火性のあるこれらの廃油を他の液体に混ぜて廃棄することは非常に危険です。
他の成分との反応や何かの拍子に火元から引火や爆発といった事故にも繋がります。
これらの廃油は混ぜずに、販売元やガソリンスタンド等に引き取ってもらえるか確認してみます。
もし断られたり、廃棄量が多い場合には産業廃棄物処理業者へ相談して依頼することになります。
消火器
古い物や劣化、破損のある消火器は破裂して事故になる恐れがあります。
中身のない消火器は引き取れるといった処理業者はありますが、自身で解体することは危険です。
むやみに解体したり、他の廃棄物にこっそり混ぜて処理することはやめましょう。
個別に分別して専門の処理業者に依頼することが望ましいです。
こちらも参考に御覧ください。
ハロン消火器の処理方法について解説!|ハロン消火器|対応品目|廃棄物処理・環境コンサルティングの株式会社丸商
今回あげたもの以外にも混ぜてはいけない危険な廃棄物は多く存在します。
処理業者に依頼する場合、ある程度の処理不可・混入不可物の注意は案内があると思います。
しかし、実際にさまざまな廃棄物を処理していく中で「これは大丈夫なのか?」といった疑問を持つことがあります。
「サイズも小さいし少しなら大丈夫だろう」「混ぜてしまえばわからない」とならないために、
自社の排出する廃棄物の危険性を理解しておきましょう。
当社では、こうした危険物の処理についてもしっかりご説明を行い、個別で処理する物でも一括してご提案いたします。
上記以外でも処理が難しい廃棄物のご相談がありましたら是非お問い合わせください。