企業から廃棄されるポリプロピレンは産業廃棄物です。
法律に則り、必要な手続きをふんで適正処理を行う必要があります。
具体的にどのような廃棄物でどのように処理するでしょうか。
こちらのコラムではポリプロピレンの処理について解説いたします。
目次
ポリプロピレンとはどんな廃棄物?
ポリプロピレンはプラスチックの一種です。
よくPPと略して標記されたりします。
プラスチックの中でも軽量で熱に強く、折り曲げに強いなどの特性があります。
さまざまなプラスチック製品に使用されており、廃棄する際は「廃プラスチック類」として扱います。
身近な物にも多く使用されており、例えばレジ袋などが使われています。
こちらも参考に御覧ください。
廃プラスチック類の種類について解説!|丸商の産廃コラム|廃棄物処理・環境コンサルティングの株式会社丸商
処理方法は?
ポリプロピレンはリサイクルすることが可能です。
例えば、細かく破砕処理したものから異物を取り除く、新たに原料として再利することもあります。
他の廃棄物に比べて、マテリアルリサイクルがしやすい素材です。
もし汚れが酷い物や異物が付着してリサイクルに適しない場合、焼却や埋立て処分が行われます。
そのために、細かく分別を行うことや野ざらしで保管しないといった管理がポイントになります。
有価物化の可能性
ポリプロピレン含む廃プラスチック類は有価物化できる可能性があります。
有価物化するためにいくつかの共通のポイントがあります。
1.単一素材であり、素材ごとに分別されていること
もし他の素材が混ざっていると、買取り額が下がったり、有価物化できず産廃処理となる可能性があります。
2.一度の回収である程度の排出量があること
買取り業者にも最低ロットが設定されていることが多いです。
そのため、量が少ないと買取りを断られるケースがあります。
3.汚れや異物の付着、水分混入、臭いが酷い等・・・状態が悪いものはNG
買取りだけでなく、産廃処理としても受け入れが難しくなり処理業者から断ることもよくあります。
4.荷姿指定
業者によっては、荷姿を指定されることがあります。
厳しいところでは、指定の荷姿以外では買い取らないといった業者もよくあることです。
上記のことを参考にして、産廃処理から有価物化に挑戦してみるのはいかがでしょうか。
当社では、ポリプロピレン含む廃プラスチック類、その他全ての廃棄物でご提案が可能です。
有価物化が難しい場合でも、産廃処理での代替案(コストダウン、リサイクル、リスクヘッジ等)にて準備いたします。
廃棄物のお困りごとはお気軽にご相談ください。