日々の事業活動に伴って排出される事業系ごみは、家庭から出るごみとは処理の方法が異なります。どのように処理したらよいのか、また費用はどのくらいかかるのでしょうか?
こちらのコラムでは、事業系一般廃棄物の処理方法と費用について解説いたします。
目次
一般廃棄物とは?
一般廃棄物には「家庭系廃棄物」と「事業系廃棄物」の2種類があります。
事業活動に伴って排出される、産業廃棄物以外の廃棄物を「事業系一般廃棄物」といいます。
例えば、会社から出る紙ごみや飲食店などから出る生ごみなどのことで、これらは事業者の責任において適正に処理する必要があります。
方法としては、事業者が自ら地区の処理場に運ぶか、許可を持った廃棄物収集運搬業者に委託しなければなりませんので、自治体が指定した地域の家庭ごみ集積所には出せません。
定期回収はしてくれるの?
事業所からは日常的に廃棄物が出続けます。
自ら処理場まで運搬するには車両も必要で労力もかかり、定期的に処理場まで運ぶのは大変ですね。
搬入できる日時や条件もありますし、書類の提出や手続きもあります。
そこで、指定した日に事業所まで回収に来てくれる廃棄物収集運搬業者に委託する方が、時間も手間もかけずに廃棄物を処理することができます。
特定の業者に、週に2〜3回程度、業種によっては毎日の定期回収を依頼することをお勧めします。
この場合、依頼できるのは各市区町村から『一般廃棄物収集運搬業許可』を受けている業者だけです。
費用はどのくらい?
処理場への持ち込む場合は搬入手数料が必要です。
各自治体によって差はありますが、100kgまでで1,000円〜2,000円程度です。
また継続しての搬入の場合は『事業系廃棄物継続搬入許可申請』が必要になります。
一方、収集運搬業者に回収を委託する場合の費用は、各自治体・各業社で料金設定が様々です。
おおよその相場としては、月の回収量100kgあたり、週1回の回収で7,000円〜、週2回の回収で8,000円〜、週3回の回収で11,000円〜、程度となっているようです。
時間と手間、費用を総合してみても、業者に回収を依頼した方がコストが抑えられそうですね。
一般廃棄物の処理は、市区町村が回収業者に許可を与える権限を持っています。
弊社は、日本全国の情報とネットワークを持っていますので、全国どこでも対応できます。
回収業者をお探しの際はぜひご相談ください。