RCFについて、今回のコラムで解説いたします!
RCFは耐火性や熱伝導性などの特徴で使用分野が多いです。
ただし、RCFは健康に深刻な影響をさせる可能性があるため、適切に処理しなければなりません。
そこでこちらのコラムでは、特徴から処理方法まで解説いたします!
目次
RCFとは?
RCF(英:Refractory Ceramic Fiber) とは、耐火セラミック繊維の種類である高温抵抗性繊維素材です。
英語の名称の通りにセラミックファイバーの週類の一つです。
RCFは主にアルミナ、ケイ酸塩を原料として使用します。
繊維として作られるため、飛散する可能性があります。
産業廃棄物では、「ガラスくず、コンクリートくず及び陶磁器くず」として処理します。
RCFの特徴と活用分野は?
RCFの特徴は大きく4つがあります。
- 耐火性:高温でも安定性の維持ができます。また、高温でも熱膨張係数が低いため、安定的です。
- 熱伝導性:RCFは熱の抵抗性が非常に良くて、高温でも熱を効果的に遮断します。
- 軽量性:RCFは軽量素材で、設置から加工までかなり便利です。
- 低い熱容量:熱の容量が低くて、加熱と冷却が早くできます。
上記の特徴を生かしながら高温絶縁材料や、熱の絶縁素材、自動車及び航空・宇宙の絶縁材に使用されてます。
RCFの危険性は?
RCFも繊維のものであり、飛散性があるため、吸収してしまうと危険です。
IARCという国際がん研究機関ではRCFを発がんの恐れがあると評価しています。
直接的に確実に発がん性があると評価した成分にはなりません。
ただし、定期的に多量を吸収すると肺の線維化及び肺がんまで可能性が高くなるという研究結果が出ています。
よって、RCFを扱う時は、飛散して吸収されないように十分注意する必要があります。
RCFの処理方法は?
RCFは石綿と同じく飛散する可能性があるため、処理の前の段階が必要です。
その段階としてはまず2重袋で包装します。
その次は溶融処理を行ってリサイクルします。
最も一般的な方法であり、適切に処理できるようになります。
まとめ
RCFはセラミックファイバーの一種類であり、耐火性などの特徴を持っています。
ただし、石綿みたいに肺に悪影響をさせ、発がんする可能性が高いため、注意が必要です。
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