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丸商の産廃コラム

COLUMN

閉鎖や移転、廃業に伴う産業廃棄物とは?

工場や倉庫、事業所を閉鎖・廃業するため、整理した物を処分したいとのご相談をよくいただきます。

その中にはかなり昔から残されていたものもあります。

過去の担当者が何人も変わっていたり、保管記録のないものなど「何に使われていたのか?」もわからない状態のものは厄介です。

今回は、そんなご相談のよくある廃棄物をいくつか事例を元にピックアップしてご紹介します。

不明薬品・液体物

研究や実験などを行っていた施設から「不明な液体が入った瓶が出てきた」とのことがあります。

昔から放置されていたため、ラベルが剥がれて中身がわからないケースが多いです。

引火性や腐食性、有害物質を含むものなど危険な液体が使用されている可能性もあります。

「少量だから」と水道に流したり、他の廃棄物に混ぜて処理することは事故や環境汚染に繋がります。

数量に関わらず、中身の分析も含めた適正処理が最も安全です。

産業廃棄物としては、廃油・廃酸・廃アルカリ、性状によっては汚泥などに該当します。

大型の什器や装置

石綿や鉛、PCBを使用したものが残っている可能性があります。

当社でよくあるX線装置にはベリリウムという有害金属を含んだ装置もあります。

装置に含まれる有害物質の情報をよく確認して、処理業者へ依頼することが安全です。

また、有害物質が含まれていなくても物理的に搬出等の作業が難しい物もあります。

当社では、解体・搬出含めてご提案実績が多数ございます。

産業廃棄物として処理する場合、金属くずや廃プラスチック類等に該当します。

機密書類やパソコン

廃業に伴い機密情報が記載された書類やデータの入ったパソコンを廃棄されるケースです。

個人情報や企業・顧客情報が入ったものは確実に処理する必要があります。

書類の場合、シュレッダーや焼却・要求といった方法があります。

特にシュレッダーの場合は手軽に自分たちでできますが、復元された場合のリスクが伴います。

紙くずには業種指定があるため、全てが産業廃棄物ではありません。

多くの事業所では、一般廃棄物として処理することが多いでしょう。

パソコンの場合、物理的に記憶媒体を破壊することが良いです。

いずれも専門業者へ依頼し、秘密保持契約や廃棄証明書を発行してもらえると安心です。

企業から廃棄するパソコンは産業廃棄物として扱います。

まとめ

今回は、事業所の閉鎖や移転に伴う廃棄物について紹介しました。

不明な薬品関係は、量が少なくても危険性がある薬品の可能性もあります。

分析も含めて適切な処理を行うことが必要です。

産業用の装置や機器類では、装置内に有害物質が使用されている場合もあります。

処理業者に含まれた有害物質情報もお伝えして、適切に処理を行いましょう。

パソコンや機密情報の書かれた書類は、情報漏洩に注意して処理を行います。

自分たちで処理するより、信頼のおける専門業者にてセキュリティ面に注意して、完全に処理します。

当社では、こういった処理に困った廃棄物についてご提案実績が多数ございます。

また、処理に伴って作業が発生する場合にも対応することが可能です。

詳しくはお気軽にお問い合わせください。

 

 

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