事業者から廃棄するマグネシウムは産業廃棄物です。
こちらのコラムでは処理方法やリサイクルなどについて解説します。
他にも取り扱うの注意事項なども確認していきましょう。
目次
マグネシウムとは?
マグネシウムとは、金属元素の一種です。
銀色の金属で、軽量で反応性が高い性質があります。
主に軽合金の製造において多く使用され、自動車部品の他にも電子部品などに使用されています。
処理・リサイクル方法は?
使用済みのマグネシウムスクラップ品として溶融処理を行い、再度製品の材料としてリサイクルが可能です。
ただし、異物や合金に影響を及ぼす異なる素材が含まれる場合は要注意です。
技術的には不純物除去装置を使用したり、選別といった作業が必要になることもあります。
一部では溶融を行わず、粉体から直接固化させてリサイクルする技術も進んできています。
取り扱いに注意することは?
粉末状のマグネシウムを取り扱うには注意が必要です。
マグネシウムは酸素と反応しやすく、火災や爆発などの危険性があります。
よって、保管には、他の廃棄物と区別し、ドラム缶など金属製の蓋ができる堅牢な容器で保管することがよいでしょう。
保管量の制限や距離を取る、高温を避ける等の対策も重要です。
また、使用済みのマグネシウムには不純物や他の異物が含まれる可能性があります。
他にも製品加工時に切削油が付着する可能性もあります。
これは処理やリサイクルの際に、これらを除去することが一つのポイントにもなりえます。
まとめ
マグネシウムとは、金属元素の一種です。
主に合金素材に使用されており、自動車部品や電子部品に多く使用されています。
廃棄物からリサイクルすることも可能です。
使用済みのスクラップ品から溶融処理にて、再度マグネシウム製品の素材にリサイクルします。
ただし、不純物や異物、合金に悪影響を及ぼす素材の混入には注意しましょう。
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