お問い合わせ 059-358-7800

8:30~17:30 (土日祝・年末年始は休み)

全国どこでもどんな廃棄物にも対応!
ご相談は無料です。お気軽にご相談ください。
※法人のお客様のみ受付

お問い合わせ 059-358-7800

※法人のお客様のみ受付

8:30~17:30 (土日祝・年末年始は休み)

丸商の産廃コラム

COLUMN

現場で「すぐ実践できる!?」コストダウン

「廃棄物処理費が年々上がっているが、もう削減の余地はない」
そう感じている排出事業者は少なくありません。

しかし実際には、現場の運用を少し見直すだけで、すぐに効果が出るコストダウン策が数多く存在します。

本コラムでは、設備投資や大きな業務改革を行わず、現場レベルで“今日から着手できる”廃棄物コスト削減のポイントを解説します。

① 分別精度の見直し ― 「混ぜない」だけで単価は下がる

最も基本でありながら、最も効果が出やすいのが分別の徹底です。

現場では

  • 廃プラ+金属の混合
  • 汚れたプラときれいなプラの混在
  • 廃油に水分や異物が混入

といった状態がよく見られます。これらは処理困難物扱いとなり、

  • 手選別費
  • 前処理費
  • 焼却費の上乗せ

につながります。

「混ぜない」「分ける」だけで処理単価が数円~数十円/kg下がるケースも珍しくありません。


② 容器・荷姿の改善 ― 同じ廃棄物でも“出し方”で費用が変わる

廃棄物の内容だけでなく、容器・荷姿も処理費に大きく影響します。

例:

  • ドラム缶 → 洗浄可否で有価・無価が分かれる
  • 一斗缶 → 残液の有無で処理区分が変わる

特に残液・付着物の有無は重要です。

容器内を空にする、簡易的に拭き取るだけでも
「処理費 → 有価買取」へ変わる可能性があります。


③ 排出量・頻度の最適化 ― 「出しすぎ」がコストを生む

意外と見落とされがちなのが、回収頻度と排出量のバランスです。

  • 少量でも頻繁に回収 → 運搬費が割高
  • 満載にならない状態での回収 → 実質コスト増

現場では「置き場がない」「とりあえず出す」という判断が多く、
結果として運搬費が無駄に膨らんでいるケースがあります。

  • 回収頻度を週1 → 月2回へ
  • コンテナ容量を見直す

これだけで年間数十万円の削減につながることもあります。


④ 契約内容の“思い込み”を疑う ― 実態と合っていますか?

「昔からこの契約だから」「毎年自動更新している」
そんな処理委託契約が、今の現場実態とズレていることは珍しくありません。

チェックすべきポイントは

  • 実際の廃棄物性状と契約品目が一致しているか
  • 不要な処理工程(中和・脱水など)が含まれていないか
  • 市況変化を反映した単価になっているか

契約書を見直すだけで単価が下がるケースもあります。


⑤ 「廃棄前提」からの脱却 ― 有価物化の入口は現場にある

コストダウンの本質は、処理費を下げることだけではありません。

  • 廃プラスチックの材質別分別
  • 廃油の含水率管理
  • 廃液の成分把握

これらを行うことで、
「廃棄物 → 有価物」へ転換できる可能性が生まれます。

特に最近は、再資源化ニーズの高まりにより、
現場管理次第で“売れる廃棄物”が増えている状況です。


コストダウンは「現場の気づき」から始まる

廃棄物コスト削減は、特別な設備や大きな投資がなくても、
現場の運用・管理方法を少し変えるだけで実現できるケースが多くあります。

一方で、

  • 分別ルールが定着しない
  • 契約内容が複雑で判断できない
  • 有価物化できるか分からない

といった課題を抱える企業も少なくありません。

もし現場運用や廃棄物管理に課題やお悩みがあれば、
弊社の廃棄物コンサルティングサービスにて、貴社の実態に合わせた改善支援が可能です。
お気軽にお問い合わせください。

 

 

CONTACT

全国対応お問い合わせ

産業廃棄物処理に関するお問い合わせやお見積り依頼はお気軽にどうぞ。

059-358-7800

8:30~17:30(土日祝・年末年始は休み)

※法人のお客様のみ受付

TOP