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丸商の産廃コラム

COLUMN

エアバッグの廃棄物処理はどうするの?

2005年から施工された自動車リサイクル法において、廃棄物としてのエアバッグのリサイクルも適正に行わなければなりません。

エアバッグはどのような方法で処理するのか、その際の危険性はあるのか、また再資源化については?  

こちらのコラムでは、エアバッグの廃棄物処理について解説いたします。 

エアバッグの廃棄物処理方は? 

エアバッグ類は、産業廃棄物に位置付けられています。

自動車リサイクル法において、自動車メーカーなどは、廃棄物としてのエアバッグを引き取ることや再資源化の義務が課されています。

処理方法としては2つです。 

1)取り外し回収 

2)車上作動処理 

取り外し回収は、解体業者が自動車から取り外して回収したエアバッグのインフレータ(ガス発生器)を引き取り、再資源化施設にてリサイクルする方法。

車上作動処理は、自動車に装備されたままの状態で、解体業者にエアバッグを作動させる作業を委託してリサイクルする方法です。 

再資源化は?

日本では年間約350万台以上の廃車があるそうです。

エアバッグの袋、内装の材料など再資源化が困難な部品や、再資源化後の活用が難しい部品は焼却での熱回収が行われています。

しかし、これまで焼却処理されていたエアバッグ袋を異物分離して再資源化する技術も進んでいます。

再資源化できる部品は、通電式処理や加熱式処理によって再資源化されており、各方法で処理された素材ごとに選別、または粉砕されて製品となっていきます。 

危険性はあるの?

エアバッグの処理で危険なのは、インフレータと言われるガス発生器です。

インフレータは作動時の飛散や、作動によって処理の炉内温度が不均等になることがあるので、エアバッグ処理専用施設で行う必要があります。

破砕工程において、未処理のエアバッグが急に作動してしまうと、施設や作業員に被害が及ぶ事故につながります。

命を守るためのエアバッグが、処理の段階で事故を起こすことのないようにしたいですね。 

不適正な処理が行われると、廃棄物の処理を委託した側も、排出者として責任が問われます。

事故防止や循環型社会を目指していくためにも、ぜひご相談ください。 

 

 

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