食品製造工場では排水処理による産業廃棄物で汚泥が発生します。
生産量にもより、多くの廃棄物を処理していかなければなりません。
こうした汚泥はどのように処理していくのでしょうか。
こちらのコラムでは食品工場の汚泥処理について解説いたします。
目次
どのような汚泥が発生する?
食品工場ならでは特徴があり、BODや油分などが多かったりします。
これは腐敗が進みやすい、悪臭が発生しやすいといったことがあります。
業界的には「有機性汚泥、有機汚泥」とも呼ばれたりします。
簡単に言えば、有機物を多く含んだ汚泥とも考えられます。
こちらも参考に御覧ください。
汚泥排出事業者の課題解決事例集|汚泥|対応品目|廃棄物処理・環境コンサルティングの株式会社丸商
処理方法は?
汚泥には水分が多く含まれています。
水分量を減らすためには、乾燥や脱水、焼却などの中間処理を行います。
焼却の場合、燃え残った焼却灰を路盤材や骨材、セメント原料などへリサイクルしたり、熱をサーマルリサイクルに活用する処理方法も進んできています。
有機汚泥では、脱水後の汚泥を堆肥化させたり、メタン発酵させたガスを有効利用できる可能性もあります。
リサイクルが不可な場合は最終処分場にて埋立て処分が行われます。
それぞれ汚泥の成分にもよって、処理方法が変わりますので注意が必要です。
処理する場合にはどうする?
法分類として無機性汚泥と有機性汚泥は分けられていませんが、処分業者によって取り扱いが異なります。
「汚泥」の処分許可を持っていても、処理ができない業者もあるので事前にしっかり確認します。
その際には成分表などの詳しい資料やサンプル等があるとより明確です。
費用については、実際の排出量や頻度、処理方法によって価格変動の可能性があります。
契約後に排出してから「想定と違った」とトラブルにならないように擦り合わせを行います。
こうした汚泥は毎日のように多くの量が排出されるため、極力トラブルが起こらないように慎重に検討しましょう。
当社では、汚泥の処理やリサイクルのご提案実績が豊富にございます。
中にはコストのみではなく、「現行業者の対応が悪いので変更したい」「埋立てからリサイクルにしたい」「有価物化に挑戦したい」といったお客様も近年増加傾向にあります。
他社で断られた廃棄物でも是非一度ご相談ください。