廃棄物の中には、有害物質となる水銀が含まれたものがあります。
処理先も限られており、処理が難しい廃棄物です。
そんな廃棄物をリサイクルすることはできるのでしょうか。
今回のコラムでは水銀を含む廃棄物のリサイクルについて解説していきます。
目次
水銀を含む廃棄物とは?
そもそも水銀を含む廃棄物とは何かについてです。
身近なものでは、水銀灯や蛍光灯、水銀体温計、水銀電池などがあります。
これらが一般的な企業から廃棄される場合、水銀使用製品産業廃棄物になります。
廃棄物としては、金属くずやガラスくず等になりますが、水銀使用製品産業廃棄物といった品目を取り扱えるかが処理のポイントになります。
また、水銀を回収したものや特定の施設からでた廃棄物では、特管にあたる廃水銀等になります。
他にも焼却施設からでるばいじんや水銀の製造で発生した汚泥に含まれているケースもあります。
リサイクルの方法は?
水銀は中間処理後に回収され、再び資源としてリサイクルされています。
前処理として破砕や選別などの処理を行う必要はあります。
リサイクルには600~800℃で加熱して気化した水銀を回収する焙焼という方法が行われます。
回収された水銀は精製され、また原料などへリサイクルすることが可能になります。
リサイクルするために
基本的な分別が徹底されていることが最も重要です。
これは水銀が含まれているのかどうかを確認して分けておくことです。
製品に含まれている場合はメーカーや販売元で確認が取れると思います。
しかし、汚泥やばいじん等では成分分析を行わないと確実なことがわかりません。
当然、知らずに他の廃棄物に混ざったまま処理してしまったと不適切処理にならないように注意することが大切です。
当社では、水銀含有の廃棄物について全国的に処理ご提案が可能です。
そもそもよくわからない廃棄物でも、しっかりと確認した上で適正処理をご提案いたします。
ぜひお気軽にご相談ください。