今回の記事ではポリ塩化ビニル(PVC)について解説いたします。
PVCは世界中3番目に生産されているプラスチックの一つです。そのPVCを用途からあと廃棄する方法、廃棄する時に注意することを解説いたします。
目次
ポリ塩化ビニル(PVC)とは?
ポリ塩化ビニルとは、「塩化ビニル樹脂」または「塩ビ」だと呼ばれて、塩化ビニル(クロロエチレン)を重合させたプラスチックの一種です。
英語ではPVC(Poly Vinyl Chloride)と表記します。また軟質PVCはソフトビニールやソフビと呼ばれています。
PVCの種類は?
PVCは「軟質PVC」と「硬質PVC」の二つの種類があります。
「軟質PVC」は柔らかい素材で、多少厚みがあるものでも手で曲げられるほどの柔軟性が特徴です。
「硬質PVC」は「軟質PVC」の反対の性格で、硬くて強度が高い素材になります。
PVCの用途は?

PVCの用途は「軟質PVC」と「硬質PVC」で別々の分野で使用されています。
「軟質PVC」は床材、壁紙、家具や車などのレザー、人工皮革等に使用されています。
「硬質PVC」は上下水道・電線管などのパイプや継手、バルブ、波板やプリント合板などの建築資材、排水マス等に使用されています。
PVCの廃棄方法

PVCは非常に毒性があるものであり、焼却で処分すると毒性ガスである「ダイオキシン」がそのまま大気中排出される形になるので特に気をつけて処分をする必要があります。
塩化ビニルなので塩素が入ってあり、焼却する時にダイオキシンが排出される体表的な原因物質として見られています。
廃棄方法については素材としてのリサイクルする「マテリアルリサイクル」から、熱としてのリサイクルする「サーマルリサイクル」、科学原素材としてリサイクルする「ケミカルリサイクル」の方法があります。
その中で適切に処分される可能性が高い方法は素材としてのリサイクルでございます。
他の方法である「サーマルリサイクル」と「ケミカルリサイクル」は効率性や安全性が低い為、まだ開発段階です。
再利用、リサイクルできないPVCは中間処理を行なった上で、最終埋立処分を行います。
まとめ
PVCは二つの大きな種類があり、使用用途は違いますが処分が難しいプラスチックでございます。
焼却する形になると毒性ガスが排出される為、処分を依頼する時は適切な対策がある処分場に依頼する必要があります。
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