廃棄物の中で、感染性廃棄物とよばれるものがあります。
名前をきくと、一般的な廃棄物より取扱いが難しそう・危険なそうイメージを浮かべると思います。
それではどのような廃棄物が感染性廃棄物と扱われるのか?
種類はどれくらいあるのか?など詳しく解説していきます。
目次
感染性廃棄物とは
医療関係機関等から生じたものです。
・人が感染する病原体が含まれている
・付着しているまたはこれらのおそれのある 廃棄物のことを指します。
また判断基準として、廃棄物の形状・排出される場所・感染症の種類など順番で客観的に判断することとなっています。
感染性産業廃棄物と感染性一般廃棄物の違い
感染性産業廃棄物には「血液や注射器、手術用手袋など」
もう一つの感染性一般廃棄物は「臓器や血液の付着したガーゼや実験用の動物死体など」
上記のように、実際に細かく分けようとするのが非常に難しいです。
そのために、感染性廃棄物において
「感染性産業廃棄物」と「感染性一般廃棄物」は他の廃棄物と混ざらなければ一緒にして保管することは許されています。
感染性廃棄物の種類
医療機関から排出される廃棄物の種類として、
感染性廃棄物と非感染性産業廃棄物、非感染性事業系一般廃棄物に分けられます。
感染性廃棄物の発生源となる「医療機関等」の定義
医療関係機関とは、単純に病院だけではなく、他の施設でも該当します。
例えば、診療所や医学的な研究施設、衛生検査所、動物診療所などが該当します。
感染性産業廃棄物の処理方法
感染性廃棄物は、特別管理廃棄物に該当し、処理に基準が設けられています。
処理方法としては、当該感染性産業廃棄物の感染性を失わせる方法として環境大臣が定める方法で処理する必要があります。
具体的には焼却・溶融、高圧蒸気滅菌や薬剤で消毒を行って感染性を失った状態に処理しなければなりません。
感染性産業廃棄物処理に掛かる費用相場
物や業者にもよりますが、おおよそ70~150円/kgで処理されているケースが多いです。
取扱いや基準が厳しいため、処理費も一般的な産業廃棄物より高めになっています。
まとめ
感染性廃棄物を処理するにあたって、感染性廃棄物かどうかを判別します
そして、他の廃棄物と分けて保管を行いましょう。
処理方法は、焼却・溶融処理など環境大臣が定めた処理方法で、感染性を失った状態での処理方法で行わなければなりません。
処理費はおおよそ70~150円/kgで処理されているケースが多いです。
委託処理する際は、許可証をしっかり確認し、廃棄物の正確な情報をお伝えしておきましょう。
また、相見積もりをとるなど比較検討すると費用感が見えてきます。
当社では自社で処分施設を有していないため、全国対応が可能です。
エリアを問わず全国に協力業者がおりますので、その中からお客様のニーズに沿ったご提案を行います。
廃棄物のことでお困り事ございましたら、お気軽にお問合せください。