事業者から廃棄される活性炭は産業廃棄物として処理を行います。
環境分野以外でも食品や化学工場などでもフィルター・洗浄用途等で使用されます。
多孔質な物質で他の物質を吸着させることが特徴的です。
実際に処理するために、どのような方法があるのでしょうか。
今回のコラムでは活性炭の処理について解説していきます。
目次
廃棄物の法分類は?
一般的には燃え殻と捉えられるケースが多いようです。
泥状になっているものは、汚泥として処理されることもあります。
廃棄する際の状態によって、どのような扱いになるのか注意しましょう。
また、重金属など有害物質が含まれているかも事前によく確認します。
特別管理産業廃棄物に該当する場合には、普通産廃の許可では処理ができなくなります。
処理方法は?
廃棄方法では焼却や埋立て処理を行うことが多いです。
廃活性炭をリサイクルしている専門業者もあります。
高温焼却にて付着した物質を蒸発させ、ふたたび吸着可能な状態にする方法です。
しかし、全てがリサイクル可能ではありません。
重金属、有害物質を含むものや腐食性の高いものは難しくなります。
処理する際の注意
委託処理を行う場合には、廃棄物の法分類に応じた許可がまず必要です。
委託先する処理業者が該当する廃棄物の許可を得ているか確認しましょう。
少なくとも、燃え殻や汚泥が処理できることが良いですね。
他にも処理業者によって搬入時の荷姿に指定がある場合があります。
例えば、フレコンやドラム缶など業者によってさまざまです。
法的な処理条件をクリアしても、業者ごとの条件によって断られるケースも多々あります。
搬入後のトラブルにならないよう事前にしっかりと確認します。
こちらも参考に御覧ください。
汚泥処理・リサイクルの方法について解説!適切な処理方法とは?|汚泥|対応品目|廃棄物処理・環境コンサルティングの株式会社丸商
まとめ
今回は活性炭の処理について解説いたしました。
一般的には燃え殻として処理されることが多いですが、性状によって汚泥とされるケースもあります。
焼却・埋立てという方法がよくありますが、リサイクルが可能な物もあります。
大量に廃棄する場合などはリサイクルをよく検討してみましょう。
委託処理時には許可があるかも大事ですが、荷姿指定があるか処理業者に確認しておきます。
当社では活性炭の処理についてご提案実績があり、他廃棄物と併せて様々な廃棄物に対してご提案いたします。
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