廃油とは、事業活動に伴って発生する洗浄油や潤滑油、絶縁油、切削油などの産業廃棄物です。
中でも引火点70℃未満の燃えやすい引火性廃油や、PCBが含まれる古い絶縁油などは特別管理産業廃棄物があります。
当然、廃掃法によって決められた方法で処理を行う必要があります。
本記事では、その廃油の処理方法としてリサイクルが可能なのか、また可能であればどのように資源化、再利用されていくのかを解説していきます。
ぜひこの記事を参考に廃油の処理やリサイクルについて検討・見直しをしてみてください。
当社でも廃油の処理やリサイクルについてのご相談を承っております。
お困りの方はぜひご相談ください。ご相談、お見積りは無料です。
目次
廃油はリサイクルが可能?
廃油のリサイクル方法は、別の原料として再利用する方法と燃料として再利用する方法の2つに分かれます。
ただし、塩素系潤滑油や水系潤滑油は再利用に不適合です。
また、水分や異物が多く含まれている場合や、腐敗・酸化が進んでいると再利用できないことが多いです。
保管には十分に注意するようにしましょう。
別の原料として再利用する方法
廃油を化学反応により他の物質に転換させて、別原料として再利用する方法です。
例えば、廃食用油を脂肪成分として加工調整して飼料や肥料、また工業用石鹸などの原料として使用することができます。
別原料として再利用されるのに向いている廃油は、以下の通りです。またリサイクル後は、配合飼料、塗料、石鹸といった原料に生まれ変わります。
燃料として再利用する方法
リサイクルに適した廃油は、
処理工場で油水分離や遠心分離などの工程で、水分やスラッジなど取り除きます。
その後、多くが再生重油として製品化、再利用されます。
燃料として再利用されるのに向いている廃油は、以下の通りです。廃油をリサイクルときの注意点
前述の通り、塩素系潤滑油や水系潤滑油はリサイクルが困難です。
水分や異物が多く含まれている、腐敗・酸化が進んでいるとリサイクルできない場合があります。
水分や異物が混入しない
できるだけ空気に触れない、など安全な場所で回収容器に保管しましょう。
廃油を処理するときの注意点
最初に挙げたように廃油には特別管理産業廃棄物に該当する危険な物が存在します。
そのため排出する廃棄物の品目や成分理解して、処理を検討する必要があります。
もし、とにかく処理費の安い処理業者に出してしまった後に…
「許可のない業者で処理してしまっていた」
といった不適切処理になってからでは取り返しがつきません。
運搬・処分について不安になった際、専門業者に相談するのが良いでしょう。
まとめ
本記事では廃油のリサイクルについて解説しました。
リサイクルは、別の原料として再利用する方法と燃料として再利用する方法の2つに分けられます。
排出する品目の成分についてよく理解し、リサイクル方法について考えていきましょう。
廃油の処理やリサイクルについてお困りの際は、ぜひ当社にご相談ください。
廃油のみではなく、全ての廃棄物に全国対応で対応しております。
当社では、お客様のさまざまなニーズに対して課題解決のご提案をいたします。
ご相談、お見積りは無料ですので、廃棄物のお困り事は是非一度お問い合わせください。