絶縁油リサイクルは、様々な分野から使用されている為、その重要度が高くなっています。
それで今回のコラムは、絶縁油リサイクルについて解説致します。
絶縁油の用途から、排出された時リサイクルの可能性まで説明致します。
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目次
絶縁油とは?用途は?
絶縁油は機器の劣化や過熱を防ぎ、長期間にわたって正常に動作するために必要不可欠な役割を果たします。
よって、用途としては主に高圧変電機器や高電圧機器に使用されます。
しかし、機器だけではなく絶縁油も時間の経過とともに劣化し、使用済みになることがあります。
使用済み絶縁油を捨てることは、環境に悪影響を与えるだけでなく、資源の無駄遣いにもなります。
そのため、使用済み絶縁油をリサイクルすることが重要です。
絶縁油リサイクルの方法とは?
まず、一般的に絶縁油リサイクルの方法は大きく二つがあります。
- 再精製
- 再生
二つのリサイクル方法について下記から説明致します。
絶縁油リサイクル_再精製方法
再精製は、使用済み絶縁油を加熱し、不純物を除去して新しい絶縁油として再利用する方法です。
この処理によって、使用済み絶縁油中に含まれる汚染物質や酸化物を取り除くことができます。
次に説明する再生方法より技術的に簡単で行なわれます。
よって、コスト的な部分も安く対応できます。
逆に、品質的は再生より劣る場合がございます。
絶縁油リサイクル_再生方法
再生は、絶縁油の化学反応によって、再び高品質な絶縁油に戻す方法です。
まず化学反応で分解し、酸化させます。
酸化させた絶縁油はまた還元、重合、蒸留、フィルタリングの工程を行います。
再生工程によって、再精製より高い品質の絶縁油リサイクルが可能です。
但し、高い技術力が必要になる為、コストは高くなります。
品質が高い再利用ができるため、最近は注目されています。
絶縁油リサイクルに注意点は?
再精製をする際には、絶縁油の種類によって適切な加熱温度を確認する必要があります。
再精製された絶縁油を使用する時は、再生より品質が劣る為、管理も必要です。
また再生工程によっても、また一部の汚染物質が除去されない場合があるため、再生油の品質管理が必要です。
絶縁油の中にはPCBの成分が入っている可能性もあります。
廃棄及びリサイクルする前には必ず確認が必要です。
確認に関する環境省の詳しい資料はこちら!
まとめ
使用済みの絶縁油は環境負荷を低減していく為、リサイクルする必要があります。
リサイクルの方法としては再精製と再生の二つの方法があります。
再精製はコストは安いですが、品質が再生より劣る場合があります。
その反面、再生はコストは高いですが品質はかなり高いので注目されています。
リサイクル依頼をする前にはまずPCB含有の確認が必要です。
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