建設業や農業、食品など様々な業界で使用されているフレコン。
軽量で丈夫なので、大量に保有している事業所も多いですが、使用済みで廃棄物となったフレコンは有価物化できるのでしょうか?
こちらのコラムでは、フレコンの有価物化について解説いたします。
目次
フレコンの特徴
フレコンは『フレキシブルコンテナバッグ』のことで、粉状や粉体の物などを大量に運搬したり保管するための袋状の容器です。
大型でありながら軽量で丈夫、折り畳むことができるので使用しない場合の保管も場所を取りません。
主にポリプロピレンやポリエチレンでできています。
タイプも様々で、丸型、角型、吊りベルトが付いているもの、底部に排出口があるもの、内側に保護用の袋が付いているもの、紫外線防止加工がされているものなどがあります。
農業飼料、穀物、食品、土砂、化学薬品、廃棄物など多くの用途に使用されています。
廃棄処理の方法
フレコンバッグの材料であるポリプロピレンやポリエチレンは、廃棄物分類では『廃プラスチック類』に分類されます。
フレコンバッグが劣化したり破損して廃棄する際は、産業廃棄物として許可を得た専門の業者に処理を依頼します。
ポリプロピレンは高温で完全燃焼すれば、ダイオキシンなどの有害物質を発生させないため、安全に焼却処分できます。
また、ポリプロピレンはリサイクル可能な材料なので、粉砕・洗浄・乾燥の工程を経て、ペレットとして再利用することが可能です。
有価物化はできる?
状態が良いフレコンバッグは、買い取りも可能なので有価物化することもできます。
状態によって、汚れや破損がひどいもの、異臭があるものなどは買い取りできない場合があります。
買い取ったフレコンバッグは、リユースしたり再生ペレットとしてリサイクルすることで、廃棄物削減や環境保護になり、処理コストの削減や利益にもつながります。
買い取り価格や条件は、廃棄物の状態や種類、量、業者によって異なりますので、複数の業者に相談して見積もりを取り、比較検討する必要があります。
買い取り価格より運搬費用が高額になってしまったり、不法投棄をしてしまう悪質な業者もありますので注意が必要です。
使用済フレコンバッグの有価物化は可能です。
買い取りを希望していても、有価物化できるかどうか判断が難しい、どの業者に依頼すればよいのかわからないなど、お困りの際はまずはご連絡ください。