エポキシ樹脂は、幅広い産業分野で使用されている高性能なポリマー材料の一種です。
企業から廃棄物として処分する場合、産業廃棄物として処理することになります。
産業廃棄物としての取り扱いはどのようになるのでしょうか。
今回のコラムでは、エポキシ樹脂の処理について解説していきます。
目次
産業廃棄物の扱いは?
エポキシ樹脂はエポキシモノマーと硬化剤から成るプラスチックの一種です。
固化された物は、廃プラスチック類に該当します。
エポキシ樹脂は接着剤、コーティング、複合材料、電子部品、建設など、さまざまな用途で使用されています。
熱硬化性樹脂くずとも呼ばれます。
非常に高い物理的強度と硬度を持ち、耐久性があり安定していることが特徴的です。
どのような処理方法がある?
エポキシ樹脂は難燃性のため、焼却にはあまり向いていません。
RPFなどの燃料にも向いておらず、リサイクルが難しい廃棄物です。
破砕等の中間処理を行い、埋立て処分を行われます。
現在では、ケミカルリサイクルにより再利用方法が研究されています。
今後のリサイクル技術の進展によっては、リサイクルが広く可能になるかもしれません。
廃棄物処理のポイント
まず処理業者がは廃棄する品目の許可を所持しているかが最も重要です。
口頭ではなく、必ず許可証を確認して判断します。
業者の処理フローも資料や現地確認等でしっかり把握します。
不明確な処理フローのまま進めてしまうと、違法な処理が行われているリスクがあります。
自社の廃棄物がどのようにして処理されるのか事前に確認しておくようにしましょう。
他にも、過去に不祥事により行政処分等を受けている業者には注意が必要です。
いかがだったでしょうか。
他にもリサイクルが難しい廃棄物は多く存在しています。
当社では、全ての廃棄物に対してしっかり調査を行い、ベストなご提案を行います。
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