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丸商の産廃コラム

COLUMN

廃棄物における安定型・管理型・遮断型とは?

産業廃棄物の中には安定型・管理型・遮断型と呼ばれる廃棄物があります。

品目ではないため、あまり聞きなれない用語かもしれませんが、具体的にはどのような廃棄物が該当するのでしょうか。

今回はそんな廃棄物の安定型・管理型・遮断型とは何かについて解説していきます。

安定型・管理型・遮断型産業廃棄物とは?

安定型産業廃棄物とは、安定型最終処分場にて埋立て処分が可能な廃棄物です。

具体的には、安定型産業廃棄物以外の廃棄物や有害物質・有機物の付着がなく、雨水などにさらされてもほとんど変化しない、生活環境保全上の支障の恐れが少ない産業廃棄物とされています。

遮断型産業廃棄物とは、いわゆる有害物質を一定量以上含んだ廃棄物で、安定型廃棄物よりもかなり危険性が高く、遮断型最終処分場にて処分されます。

それ以外でどちらにも該当しない廃棄物は、管理型産業廃棄物と呼ばれます。こちらも名前の通り管理型最終処分場にて処分を行います。

これらは法律用語ではありませんが、最終処分場の種類から見た廃棄物の分類名称として扱われて、廃棄物が環境に及ぼす影響度合いによって分けられます。

該当する品目は?

安定型産業廃棄物の具体的な品目として、以下の5品目があります。

1.がれき類

2.廃プラスチック類

3.ゴムくず

4.金属くず

5.ガラスくず、コンクリートくず及び陶磁器くず

※但し、石膏ボードは管理型品目に該当します。

その他の汚泥や燃え殻、ばいじん、木くず、動植物性残さ等の品目は管理型産業廃棄物にとなります。

その中でも重金属などの有害物質を一定量以上含む燃え方・汚泥・鉱さい・ばいじんが遮断型とよばれます。

どんな処分方法を行っているのか?

安定型産業廃棄物は、安定型最終処分場にて処分を行います。

安定型最終処分場ではいたってシンプル方法で、穴を掘って、その穴に廃棄物を投入して土で被せて覆う内容となっています。

これは安定型産業廃棄物の安定した特徴があるためできるものです。

管理型最終処分場ではどうでしょうか。

方法は安定型最終処分場と似ていますが、構造が大きく異なります。

管理型最終処分場では二重構造の遮水層で地下浸水汚染を防ぐ構造になっています。保有水は集排水管であるめ、浸出液処理設備で処理した後に放水します。

水に対しては特に厳しい対策を行っている処分施設です。

最後に遮断型最終処分場にて処分される廃棄物についてです。

遮断型最終処分場では有害物質を完全に隔離するために、覆いや雨水排除設備、内側には腐蝕防止加工された水密性の鉄筋コンクリートが施されるといった構造になっています。

安定型・管理型と比較して、遮断型最終処分場の数は非常に少なく、日本全国でほんの数十か所しか存在しません。

また、長期・無期限で厳重に隔離する意味では、処分ではなく保管する形が近いかもしれません。

いずれも最終処分場には限界があり、いかに廃棄物を再資源化などの有効活用できるかが重要になってきます。

まとめ

廃棄物を埋め立て処分される際に、環境に与える影響度合いによって安定型・管理型・遮断型に分けられます。

安定型5品目については安定型、重金属などの有害物質を一定量含む遮断型、それ以外の管理型に分けられます。

それぞれの廃棄物の特性に応じて、その処分場の構造・受入れ基準も異なっており、より管理の厳しい施設が整っています。

最終処分場の埋立ては無限ではなく限度があります。いかに廃棄物を出さない、再資源として有効利用ができるかといった取り組みが今後重要になってきています。

当社では、環境負荷低減のため、廃棄物を埋立て処分以外の再利用・資源化・有価物化についてのご相談を多く頂戴しており、ご提案にも力を入れております。

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