処理困難物でカーボンブラックと呼ばれる廃棄物があります。
製造業で発生する廃棄物ですが、日常的な物にも使用されています。
処理するには注意するべき点もあり、取り扱いに気を付ける必要があります。
今回はそんなカーボンブラックの廃棄について解説していきます。
目次
カーボンブラックとは?
主に炭素の微粒子でできた黒い粉状のものです。
様々な原料として使用されています。
例えば、印刷インキやインクトナー、半導体部材、ゴムの補強材としてタイヤやホースにも使用されます。
着色して黒色になるのはこのためです。
取り扱いで注意することは?
最も危険性のあることは粉塵爆発の恐れです。
空気中を浮遊した状態から、自己発熱や何か発火点より火災の恐れが考えられます。
また、発がん性の可能性や呼吸器障害といった有害性もあります。
これらの危険性をよく理解して保管や廃棄を検討しましょう。
カーボンブラックの処理方法は?
具体的には、焼却や埋立てといった方法になります。
紙袋などの容器に入れて、そのまま焼却を行います。
処理施設によっては、数量を小分けにして廃棄されるケースもあるかもしれません。
また、一部では原料や燃料としてのリサイクルの動きもあります。
実現できれば、環境負荷低減にとても有効的です。
まとめ
事業者から廃棄するカーボンブラックは産業廃棄物として処理します。
炭素でできた黒い粉状もので、印刷インキや半導体、タイヤの製造など様々な分野で使用されています。
粉塵爆発の恐れや、吸引等によって人体に有害な影響があることも確認できます。
よって、処理以外でも慎重に取り扱うことが必要です。
処理を行う場合、焼却や埋立てが一般的ですが原料などへの再利用方法もあります。
当社では、危険物や有害物が含まれる廃棄物、廃試薬などの提案実績も多数ございます。
処理お困りの際は、ぜひご相談ください。