お客様の工場や研究所にある「薬品や試薬、溶剤、中身のわからない液体を処理したい」といったお問い合わせをよくいただきます。
これらの薬品や溶剤は産業廃棄物として処理することとなります。
それぞれの特性や有害性、危険性をよく確認して安全に処理することが求められます。
そのため、よくわからない薬品を安易な考えで処理することは危険です。
数ある薬品・溶剤よりコロジオンと呼ばれるものの廃棄物処理について紹介します。
目次
廃棄物としての特徴
コロジオンは、無色透明に近い粘り気のある液体です。
産業廃棄物では、主に廃油として処理されることとなります。
引火性が高いため、火気に近づけたりすることは非常に危険です。
また、人体に取り込んでしまった場合も有害性があります。
廃棄する場合も取り扱いに注意しなければなりません。
処理する時の注意
廃棄物の許可を持っていることを前提として、危険性を必ず処理業者に詳しく伝えて検討してもらいましょう。
何も知らずに処理してしまい、火災などの事故につながることになってしまいます。
説明する資料は、WDSやSDSといった詳細資料があると良いです。
他から購入した物であれば、販売店やメーカーなどに確認して取り寄せることも可能です。
また、処理するまでの保管方法も日光が当たらず高温にならない冷暗な室内で保管するのが良いです。
他にも下水に流したり、土に埋めたりと環境汚染に繋がるような違法処理も絶対に行ってはいけません。
もし中身がわからない場合は?
むやみに容器から中身を取り出して、臭いを嗅いだりすることは確認することは危険です。
コロジオンに限らず、危険な液状物は数多く存在します。
保管容器そのままの状態で、専門の業者に相談することが安全です。
容器やラベル、他にもわかる範囲で何に使っていたのか、いつ頃からあるのかなどの状況も分かれば業者に伝えましょう。
適正処理のために中身の分析してからの処理、もしくは分析含めて処理が可能な業者へ依頼することが最も良いでしょう。
当社では、危険・有害な薬品類から中身のわからない不明薬品に多くご提案・処理実績がございます。
エリアを問わず、全国でご提案が可能です。
まずはお見積りだけでもお気軽にご相談ください。