お問い合わせ 059-358-7800

8:30~17:30 (土日祝・年末年始は休み)

全国どこでもどんな廃棄物にも対応!
ご相談は無料です。お気軽にご相談ください。
※法人のお客様のみ受付

お問い合わせ 059-358-7800

※法人のお客様のみ受付

8:30~17:30 (土日祝・年末年始は休み)

丸商の産廃コラム

COLUMN

なぜ“処理困難物”と判断されるのか? ― 判定の基準と排出事業者が知るべき対策

産業廃棄物の処理を委託する際、「これは、うちでは処理が難しいので受けられません」と言われた経験はありませんか?
処理困難と判断されると、委託先は限定され、処理費も跳ね上がり、保管リスクも増大します。

では、何が「処理困難物」とされ、どのような対策が取れるのでしょうか。

こちらの記事では処理困難物について解説していきます。


■ 処理困難物とは?

法律上の明確な定義はありませんが、主に処理業者側の

  • 既存設備では安全かつ適正に処理できない廃棄物を指します。

どういった理由で処理が難しいと判断されるのでしょうか?


■ よくある判断理由(処理困難物になるポイント)

分類処理困難になる主な理由
物理的性状固すぎる/粘り気が強い/燃えない/大量の異物混入硬化した樹脂塊、含水率が高い泥状物
化学的特性中和困難、反応性が高い、有害物質の含有強酸・強アルカリ、シアン・重金属含有など
臭気・ガス酷い悪臭や有害ガス発生の恐れ有機溶剤含有物
安全面火災・爆発のリスク引火性廃油、リチウム電池混入、粉体物
情報不足成分不明、分析データなしラベルのない廃液
市場性の欠如リサイクル後の売り先がない雑品プラ、混合廃プラ

■ 処理困難物と判断されやすい代表例

  • 廃プラスチックの混合物(金属・紙・油分が混在)
  • 高濃度の廃酸・廃アルカリ(中和後の二次廃棄物が多い)
  • 粘性の高い廃油・スラッジ
  • 分析データが無い実験廃液
  • FRP、ゴム、断熱材 等

■ リスクが顕在化すると…

リスク影響例
コスト増処理単価が数倍に。輸送費加算も
保管リスク火災・液漏れなどで労災や行政指導
法令リスク不適正保管で廃掃法違反 → 罰則対象に
業務停滞置き場が埋まり生産へ影響

排出事業者が取るべき対策

① 発生源対策:「混ぜない・変えない・安定させる」

  • 他材料との混合を避ける
  • 製造条件変更時は事前に処理業者へ情報共有
  • 濃度・性状をできるだけ一定に保つ

② 分析情報の整備

  • pH・水分率・発熱性・成分分析など
  • SDS提供・変更履歴の共有

③ 処理方法の選択肢を検討

  • 中和 → 脱水 → 焼却 など、組み合わせを最適化
  • 有価物化(燃料化・マテリアルリサイクル)可能性の検討

④ 早期の委託候補探索

  • いつもの業者だけでは受けられないケースへの備え
  • 複数社の処理ルート・料金の比較

廃棄物処理のリスクヘッジを常にしておくことがポイントです。


まとめ

🔹 処理困難物とは「技術・安全・市場性」の観点で受け入れ困難な廃棄物
🔹 発生源の工夫と情報提供で、“処理困難”は回避できる
🔹 コストも環境負荷も大きく変わるため、早期対応がポイント

当社では様々な処理困難物の処理実績がございます。

まずはお気軽にお問い合わせください。

 

 

CONTACT

全国対応お問い合わせ

産業廃棄物処理に関するお問い合わせやお見積り依頼はお気軽にどうぞ。

059-358-7800

8:30~17:30(土日祝・年末年始は休み)

※法人のお客様のみ受付

TOP