先日、お取引企業様にて「産業廃棄物まるわかり勉強会」と題して勉強会を行いました。
今回伺ったT社様はメーカーの工場なので、製造過程で工場から排出される産業廃棄物、事務所から出る一般廃棄物など様々な廃棄物が発生します。
以前、ある特定の産業廃棄物を処理できる業者を探していましたが、なかなか見つからず弊社へご相談くださいました。
そこで処理できる業者を見つけてご提案したことがきっかけでご縁をいただいています。
T社様は、産業廃棄物の勉強会を毎年行っています。
これまでは実際にコンテナを見ながら、投入していいものとダメなもの教えてもらうなど、実務的なものが主でした。
今回弊社にご依頼いただいたのは、産業廃棄物の法律的な面の知識を学びたいという理由からです。
普段から廃棄物については管理していますが、最近分別が徹底されていないことがあり、回収業者から分別できていない旨を聞かされたり、廃棄物を返品されてしまう事例がありました。
そこで、「なぜ、分別が必要なのか」を知り、改めて従業員さんお一人お一人の意識を高めたいとの思いから、弊社にご依頼くださいました。
勉強会では、皆さん熱心にお聞きくださいましたが、中でも興味を引いたのは、罰金や罰則についてです。
今まであまり触れていなかった分野でもあり、またコストや罰金なども数字として表したことで実感を持っていただけました。
普段何気なく捨ててしまったり、わからなければいいか、という意識をなくさなければ大変なことになると、自分ごととしてお感じになられたようです。
担当者様からは「社内でもなかなか伝える機会がなかったので、わかりやすく伝えてもらって良かった」と言っていただけました。
今後改めて取り組みたいことはやはり「分別」です。
正しく分別すればコストが抑えられますし、分別は習慣化してしまえば難しくはありません。
そのためにまずは知識を学ぶことが大切です。また、特に気をつけたいのは、混合廃棄物です。
混合廃棄物と単品廃棄物は扱いが違いますし、年間で出る廃棄物の中でも混合廃棄物は多いのでコスト面や法令に従うという意味でも改めて徹底していきたいとのことでした。
T社様は、ものづくりの立場から環境保全の取り組みにも力を入れており、企画・製造の段階から、廃棄物を減らすことやリサイクル率を上げることを考えて取り組んでおられます。
今後は、「社内で起きた事例や、世間で問題になっていることなどをテーマに勉強会を開催していきたい。同業他社にもぜひお勧めしたい」と、嬉しいお言葉をいただきました。