事業所などから廃棄される変圧器・トランスは産業廃棄物として処理します。
過去のコラムで実際の処理事例をご紹介いたしました。
今回のコラムでは、変圧器・トランスのリサイクルに目を向けてご紹介いたします。
是非参考にしてみてください。
目次
リサイクルすることは可能?
そもそもが可能なのかということですが、リサイクルは可能です。
ただし、注意点もありますので全てが可能ということでもありません。
まず変圧器自体は多くが金属(銅やアルミ)でできています。
そのため、スクラップ品としてまた再資源化し、有効利用ができます。
実際に金属スクラップとして有価買取りされる業者も存在します。
注意点は?
変圧器の中には絶縁油と呼ばれる液体が入っています。
物にもよりますが、何百リットルと大量に入っているものもあります。
リサイクルする際には、この絶縁油を抜き出すことが必要です。
抜き出した絶縁油もリサイクルは可能になります。
今までは燃料として焼却されることがほとんどでした。
最近では使用済みの絶縁油を再生処理し、新たに絶縁油として使用できる技術も進んできています。
また、年式の古い変圧器の絶縁油にはPCBと呼ばれる有害物質が含まれる可能性があります。
これは人体・環境においても有害な危険物質です。
処理を行う前に製造メーカーに確認したり、PCB分析を実施しておくことが重要になります。
こちらも参考に御覧ください。
PCB廃棄物の処理期限と罰則について解説|法改正(法に関するコラム)|丸商の産廃コラム|廃棄物処理・環境コンサルティングの株式会社丸商
処理に困ったら?
実際に絶縁油を自分たちで抜き取り、それぞれ処理していくことは難しいと思います。
抜き取りから収集運搬、処分まで一括して行っている業者も多く存在します。
また、信頼できる業者かわからないといった疑問もあるのではないでしょうか?
そんな時は複数の業者から相見積もりをとったり、許可証や企業情報、実績、現地確認などを行い見極めていくのが良いです。
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