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丸商の産廃コラム

汎用プラスチック類

ポリプロピレン(PP)のリサイクル方法とは?

私たちの身の回りにある生活用品から工業製品まで、様々な場面で使用されているプラスチック。

中でもポリポロピレンは特に多く使用されていますが、廃棄物となったプラスチックはどのようにリサイクルされているのでしょうか?

こちらのコラムでは、ポリプロピレンのリサイクル方法について解説いたします。

ポリプロピレンとは?

ポリプロピレンはプラスチックの一種で、PPと表記されています。

約70年前に開発されてから広く普及してきました。

プラスチックの種類は約100種類あると言われていますが、代表的なものは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニルの4種類です。

中でもポリプロピレンは、日本で製造されるプラスチックの約4分の1を占めており、汎用性の高い原料です。

機械的強度が高く丈夫、耐熱性が高い、軽量で水に浮くなどの特徴があります。

成形しやすいので、家電製品、自動車部品、医療器具、繊維など様々な製品に使用されています。

リサイクルの方法は?

ポリプロピレンを含む廃プラスチックのリサイクル方法は、3つあります。
・マテリアルリサイクル/プラスチックを原料に新たな製品を作ります。粉砕・溶解などで再びプラスチックに戻してから製品に加工します。
・ケミカルリサイクル/プラスチックに化学処理を施して分解し、原料に戻してから化学原料などに再利用します。
・サーマルリサイクル/焼却する際の熱エネルギーを回収して、温熱利用、発電、固形燃料などに再利用します。
ポリプロピレンはリサイクル性が比較的高いので、マテリアルリサイクルに向いていますし、サーマルリサイクルで焼却しても有毒ガスを発生しません。

リサイクルの現状

日本でのプラスチックリサイクル率は約80%で世界的にも高水準ですが、そのうちサーマルリサイクルが半分以上を占めているのが現状です。

しかし海外、特にヨーロッパではサーマルリサイクルはリサイクル率に含まないため、世界基準で見ると決して高いとは言えません。

プラスチックの廃棄は、廃棄物の輸出規制や海洋プラスチック問題などがあり、各国でリサイクルに取り組む必要があります。

プラスチック製品ならなんでもリサイクルできるわけでもありませんので、まずはどんな原料なのかを把握して分別することが大切です。

プラスチックのリサイクルは、廃棄物の削減、処理コストの削減、企業イメージの向上にもつながります。

適正な処理を行うために、ぜひご相談ください。

 

 

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