廃アルカリの種類や処分方法について、この記事で詳しく解説していきます。
事業活動によって排出された廃アルカリは、産業廃棄物として適切に処理しなければなりません。
廃アルカリとはどういったものなのか?処理するにはどのようにすればよいのか?
こちらを参考にして適切に処理を行いましょう。
目次
廃アルカリとは
廃アルカリとは、名前の通りアルカリ性の廃液のことをいいます。
また、中でもph12.5以上の腐食性の強いものや特定の有害物質が一定の濃度を超えるものなどは特別管理産業廃棄物に該当します。
特別管理産業廃棄物に該当するものは、普通産廃より基準が厳しくなります。
保管や処理の取扱いには特に注意しなければなりません。
廃アルカリの種類
例えば、廃ソーダ液や写真現像廃液、脱死亡廃液、金属せっけん廃液などがあります。
そもそもアルカリ性とはph7よりも高い数値のものをいいます。
7であれば中性、7より低いものは酸性とされます。
廃アルカリの処分方法
処理方法は大きく分けて、
- 焼却
- 中和
- 資源化
があります。
最も多い処理方法は「焼却」です。
液体のため、そのまま焼却炉に投入してしまうと、燃焼の妨げになるため霧状に噴霧して投入し、処理を行います。
処分に掛かる費用相場
目安としておおよお30~100円/kgあたりが相場です。
内容物や排出量、地域、処理先の状況などによって価格差はあります。
お見積りの際は、情報量が少ないと処理場から保険をかけた高めの価格で提示されがちです。
内容物や排出量、頻度などより詳しい情報を伝える方がより相場に近い金額が提示されやすい傾向です。
まとめ
廃アルカリとは、ph7より低いアルカリ性の廃液のことで、中でもph12.5以上のものは特別管理産業廃棄物に該当します。
特別管理産業廃棄物に該当する場合は、普通産廃より厳しい保管や処理基準が設けられています。
種類は数多くあり、内容物にもよりますが処理費はおおよそ30~100円/kgほどです。
処理方法は、「焼却」が最も主流ではありますが、資源化することも可能です。
当社では、廃アルカリの処理についてのご相談を多数いただいております。
お困りの際は、一度お気軽にお問合せください。