産業廃棄物にコークスと呼ばれる廃棄物があります。

日常的には聞きなれないかもしれません。

どのような廃棄物なのか、処分するときの注意点などを取り上げていきます。

処理にお困りの方は、ぜひ参考に処理を検討してみてください。

コークスとはどんなもの？

自然から石炭として掘り出され、燃料として加工されたものがコークスです。

製鉄所の燃料や還元剤として使用されており、燃え尽きた灰は「燃え殻」となります。

また、燃え殻を処理する場合、成分を分析して処理することになります。

燃え殻は、成分によって特別管理産業廃棄物に該当する可能性があるためです。

処理方法は？

燃え殻は、一般的に埋立て処分とリサイクルがあります。

埋立ての場合、そのまま最終処分場へ運ばれて処分を行います。

もし、一定の重金属が含まれる場合、そのまま埋立てすることができません。

よって、コンクリート固化などの不溶化・安定化処理を行う必要があります。

リサイクルする場合、路盤材や建設材料として再利用できる可能性があります。

例えば、溶融処理を行いスラグ化され、そこから路盤材やセメント原料などへマテリアルリサイクルする方法です。

処理の注意点は？

法分類で燃え殻と似た間違えやすい産業廃棄物があります。

それがばいじんです。

ばいじんとは、煤などの舞った粒子を集塵機などで集められた廃棄物になります。

燃え殻は、炉に残った焼却残渣です。

法分類が違うと、処理に必要な許可証が変わってきます。

無許可業者への委託にならないように注意しましょう。

まとめ

コークスは、自然から発掘、加工された主に燃料用途に使用されたものです。

燃焼後の廃棄物は、燃え殻に該当します。

処理するには埋立てとリサイクルできることもあります。

産業廃棄物処理を行うには、分析表や必要な許可証を確認して適切に処理することが重要です。

特に間違いやすい産業廃棄物で「ばいじん」があります。

法分類が変わると許可証も変わるため、注意が必要です。

当社では、処理についてのコストダウンやリサイクル処理など幅広いニーズに対応しております。

廃棄物のお困りごとはお気軽にご相談ください。