セラミックは窯業製品の総称ですが、陶磁器や歯科治療など私たちにとって身近な場でもたくさん使用されています。
生活には不可欠なセラミックですが、産業廃棄物としてはどのように処理したらよいのでしょうか?
こちらのコラムでは、セラミックの廃棄物処理と再資源化について解説いたします。
目次
セラミックとは?
セラミック(セラミックス)とは、食器や衛生陶器、タイルなどのいわゆる焼き物、他にも自動車部品や建築材料、テレビやパソコンの液晶画面などに使用されており、私たちの生活には不可欠な存在です。
セラミックは、金属ではない無機質の粉が原料である無機化合物材料で作られています。
硬度が高いので変形し難く傷つき難い、耐熱性が高い、腐食し難いといった特徴があり、歯の被せ物や人工骨の資材など、医療の分野でも活躍しています。
セラミック製品の処理方法は?
セラミックを産業廃棄物として処分する際は、『ガラスくず・コンクリートくず・陶磁器くず』に分類されます。
廃棄処分は安定型処分場で問題ありません。
セラミック廃棄物の中には、リサイクルできるものとできないものがあり、それによって処分の方法も変わります。
リサイクルできないものは細かく粉砕され、最終処分場で埋め立て処理されます。
こちらも参考に御覧ください
ガラスくず、コンクリートくず及び陶磁器くずとは?種類と処理方法を徹底解説|丸商の産廃コラム|廃棄物処理・環境コンサルティングの株式会社丸商
再資源化はできるの?
セラミックの廃棄物を再資源化して利用する取り組みは全国で進んでいます。
ただ、その全てが再資源化できるわけではありません。
異素材が混ざっていると難しい場合もありますが、処理費用の大幅な削減のためにも、再資源化が可能か調査をお勧めします。
また、本来無機物材料から製造されているセラミックですが、他のあらゆる有機廃棄物からセラミックを生成するという、研究を重ねた最新設備なども存在しています。
これからも生活に欠かすことのできないセラミックだからこそ、サステナブル素材として再資源化していきたいですね。
処理コスト削減のためにもぜひご相談ください。