私たちの周りにもガラス製品はたくさんあります。
身近なものから工業用のものまで幅広く使われているガラスですが、廃棄物はどのように処理すればよいのでしょうか。
また、リサイクルはどのように行われるのでしょうか?
こちらのコラムでは、ガラスくずのリサイクルついて解説いたします。
目次
ガラスくずの種類
ガラスくずとは、事業活動により発生するガラスを主原料とした産業廃棄物のことです。
建築や解体の現場で出る割れたガラスの破片、ガラスの製造過程における不良品や破損したガラス製品などのことです。
種類は、板ガラス、ガラス管、ガラス粉、蛍光灯、ブラウン管、グラスウール、ロックウール、ガラスロックなど様々です。
産業廃棄物の種類で同じ分類として、コンクリートくず、陶磁器くずがありますが、それぞれ処理の方法は異なります。
産業廃棄物処理の方法は?
ガラスくずは、産業廃棄物としては「ガラスくず、コンクリート及び陶磁器くず」に分類されます。廃棄処理の方法は主に埋め立て処理です。
ガラスくずの種類によってリサイクルできないものは、回収後中間処理業者によって破砕され、安定型最終処分場にて埋め立て処理されます。
ガラスくずは鋭利で怪我をする恐れもありますので、早めに業者に回収してもらうことをお勧めします。
ガラスくずの中、でリサイクルされずに最終処分されるものは約15%程度と決して多くはありませんが、まだまだリサイクルに取り組む余地がありそうですね。
こちらの記事も参考にご覧ください。
【環境負荷低減】埋立てからリサイクルへ転換|提供サービス|丸商の産廃コラム|廃棄物処理・環境コンサルティングの株式会社丸商
リサイクルはどうする?
ガラスくずは、長い年月や時間の経過で劣化が少ないのでリサイクルに向いている素材です。
約70%がリサイクルされているという現状からも、年々技術も進んでいます。
主なリサイクルの方法は、ガラスくずを細かく破砕して、カレットとして再利用します。
カレットはガラスの原料となり、新たな製品に生まれ変わります。
また、ガラスくずを細かく粉砕して舗装材として再利用されることもあります。
ガラスのリサイクルは、原料となる天然資源の節約、CO2排出量の削減、埋立地の逼迫を抑えるなど、様々な効果があります。
ガラスくずに限らず、マテリアルリサイクルの場合は廃棄物を分別することが重要になってきます。
せっかくリサイクルできるものでも、異物の混入はその妨げになります。
分別や処理方法、リサイクルまでトータルでご提案いたしますので、まずはご相談ください。