産業廃棄物として発生したステンレスは金属くずとして処理を行います。
ステンレスは、さまざまな製造業や建設工事など多くの業種で使用され、排出もされている金属です。
それでは処理するための方法などはどのようにするでしょうか。
詳しく解説していきます。
目次
ステンレスとは?
ステンレスとは、正式名称で「ステンレス鋼」、stainless stealの略で、錆びにくい鋼の意味があります。
その名前の通り耐食性が高く錆びにくい金属です。よくSUSと呼ばれることもあります。
他にも耐衝撃性や耐熱性などの強度に強みがあることも特徴です。
製造は、鉄(Fe)にクロム(Cr)を一定量合金することによって人工的に製造されています。
ステンレスの使用用途は?
一般的にはフライパンや包丁、スプーンなど日常品なものにも多く使用されています。
事業として、ビルや建物の建築素材から道具、様々な産業機械にも使われます。
耐久性が高いため、稼働率が高く、過酷な環境でも使用できることが強みです。
つまり、日常品から企業・業種を問わず広い分野で使用されている重要な金属です。
ステンレスの処理方法は?
産業廃棄物として処理する場合、金属くずの許可を持っている業者で処理を行います。
破砕や溶融、金属精錬、金属回収などを経て、金属原料としてリサイクル可能です。
金属くずの約9割以上がリサイクルされているリサイクル率が高い廃棄物です。
また、資源としての価値があり、専門のスクラップ業者が買い取りしてくれる場合もあります。
その場合は、産業廃棄物ではなく有価物として廃棄物の扱いを受けないため、大きなメリットがあります。
一般家庭から廃棄する際には、不燃ごみや資源ごみとして地域のルールに沿って廃棄します。
まとめ
ステンレスとは、産業廃棄物で金属くずになります。
耐食性や耐衝撃性、耐熱性など高い耐久性が特徴です。
日常品から建設素材や道具、産業機械など幅広い分野で使用されています。
処理方法は破砕や溶融など、リサイクル率も高い廃棄物です。
また、資源としての価値もあり専門の買取業者が買い取りできる場合もあります。
是非、有価物として可能性がないかチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
当社では金属くず以外の廃棄物についても、有価物・リサイクルのご相談を多くいただきます。
他社で断られた廃棄物でも、一度ご相談ください。