排出事業者から産業廃棄物としてスラグが廃棄されています。
主に製鉄所や焼却・溶融施設などから発生したものが廃棄物として処理されます。
いわゆる「鉱さい」と呼ばれる産業廃棄物です。
これらの廃棄物はリサイクルすることができるのでしょうか?
今回のコラムではスラグのリサイクルについて解説していきます。
目次
スラグの種類
まずは種類についてです。
金属製造において発生する鋼鉄スラグや非鉄金属スラグ、廃棄物の焼却や溶融により発生する溶融スラグなどがあります。
高温にて生成されており、物によっては有害物質を含んでいる場合もあります。
これらの成分によってリサイクル用途が変わってきます。
他のものと混ざってしまっていたりするとリサイクルが難しくなります。
リサイクルの用途
例えば、建設関係にて使用する骨材があります。
セメント原料・コンクリートやアスファルトなどと混合されてリサイクルされます。
この骨材を利用したインターロッキングブロック等の製品が造られています。
また、路盤材等の製品として再生され、再生製品として使用されています。
リサイクルに不適合なものは、最終処分場にて埋立て処分を行います。
できれば環境負荷の面でもリサイクルしていきたいですね。
スラグをリサイクルするために
スラグの種類や成分的な情報が必要になります。
発生工程や排出量、頻度などの詳しい情報を元にリサイクルを検討していきます。
また、有害物質の情報も必要です。
処理場者に相談する際にこれらの情報をまとめておくと良いです。
リサイクルとはいっても、それが廃棄物処理であれば産業廃棄物処理委託を行うことになります。
許可証の確認や契約書の締結、マニフェストの発行など一般的な産廃処理の手順で行います。
適正処理のためにも、手順間違いをしないようにしましょう。
当社では、鉱さい、スラグ、その他残さ物などの全ての廃棄物に対応しています。
自社で処理場を持たないことが全品目・全国対応できる当社の強みであります。
廃棄物のお困りごとはぜひご相談ください。