事業活動により廃棄される酢酸は、産業廃棄物として処理を行います。
適切に処理するためには、廃棄物の性状や危険性を理解して処理業者へ委託します。
今回は、酢酸の処理について詳しく解説していきます。
適切に処理を行うために、しっかり理解していきましょう。
目次
酢酸とは?
酢酸とは、刺激臭の強い無色の液体です。
産業廃棄物においては、「廃酸」に該当します。
身近にあるものでは、お酢の主成分となる液体です。
食品以外にも医療や工業用など様々なプロセスにおいて使用されています。
例えば、酢酸ビニルや酢酸エステル、アセトンなどの原料にもなります。
酢酸の危険性は?
高濃度の酢酸には危険性があり、取り扱いに注意が必要です。
それには腐食性や揮発性、引火性といった危険があります。
よって、直接の接触や吸引、火気等に近づけないといった注意が必要です。
他にも、化学的な反応により有害なガスが発生する危険性もあります。
酢酸の処理方法は?
一般的には、焼却や中和といった処理を行います。
リサイクル方法では、中和剤や不純物を取り除いてまた再資源として使用する方法があります。
処理・リサイクルするためには、詳しい成分表や発生工程、排出量などより詳しい情報が必要です。
事前に明確な情報を準備して、処理業者やリサイクル業者に詳しい情報を伝えましょう。
まとめ
酢酸とは、刺激臭のある無色の液体です。
産業廃棄物として処理する場合、廃酸になります。
高濃度の酢酸には、さまざまな危険性があります。
これらをよく把握して、取り扱う場合には直接触れたり、火気に使づけないよう十分注意します。
焼却や中和といった処理方法があり、リサイクルが可能な場合もあります。
それには適切な情報が必要になるため、分析データや排出量等より詳しい情報を準備しましょう。