企業からヨウ素を処理する場合、産業廃棄物として処理する必要があります。
どのような廃棄物で、どのように処理を行うのか理解して適切に処理しましょう。
こちらのコラムではヨウ素について解説していきます。
目次
ヨウ素とはどんなもの?
ヨウ素とは、ハロゲン系元素に属する化学元素です。
性状としては、黒っぽい固体で特有の臭いがあります。
ヨウ素は水にあまり溶けませんが、有機溶媒により液体に溶かすことが容易になります。
自然界でもこの元素は存在しており、主に海水中のヨウ素が海洋生物、藻類に取り込まれています。
ヨウ素は人体にとって栄養素となりますが、過剰摂取は甲状腺機能低下症になることが確認できます。
使用用途としては、医療分野の消毒や抗菌剤、化学工業での化学薬品や染料などに使用されています。
また、研究機関等でのヨウ素溶液は特定の物質の検出などの分析用途にも活用されます。
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ヨウ素はどのように処理を行う?
こちらではヨウ素の処理方法をいくつか解説していきます。
焼却処理
固体であるヨウ素は焼却処理が可能です。
中和処理
液体状のヨウ素は中和処理を行います。中和剤を使用することで無害化が可能です。
リサイクル
使用済みのヨウ素から不純物を取り除き、専用装置でヨウ素を抽出し、原料としてリサイクルします。
ヨウ素の性状などによって処理方法を検討することになります。
まとめ
ヨウ素は、黒っぽい特有の臭いがある物質です。
医療や化学工業、研究・分析機関でよく使用されています。
処理方法は、焼却・中和処理の他にリサイクルされていることもあります。
当社では、ヨウ素以外でも全ての廃棄物について対応が可能です。
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