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丸商の産廃コラム

COLUMN

廃棄物はなぜ分別した方が良いのか?

事業活動によって排出される産業廃棄物は、20種類の品目に分けられています。

実際に廃棄する際には、色々な種類の廃棄物が混ざった状態で回収されていることがよくあります。

自分たちで分別するにも「手間がかかるし、時間もなく面倒・・・」という声もよく耳にします。

今回は廃棄物を分別することによって得られるメリットを詳しく解説していきます。

①処理にかかっているコストを削減できる

さまざまな廃棄物を混在した状態で廃棄した場合、処理場としては中でも処理が難しい廃棄物を前提に費用を算出されることが多いです。

また、処理場に到着してから選別などの工数を挟む場合にはさらに余分な費用が発生しています。

こういった観点から、しっかり分別されていれば廃棄物に応じて適切な費用で、余計な工程を挟まないためコストを抑えられることがあります。

②環境負荷低減・リサイクル率アップに貢献できる

さまざまな廃棄物が混在する中から、再資源ができるものも少なくありません。

分別しなければ埋立て処分にされていた廃棄物でも、リサイクルすることで環境に優しい処理を行うことができ、排出事業者の企業価値上昇にも繋がると考えられます。

③有価物化の可能性がある

本来、処分費として費用を支払っている廃棄物の中には、資源として価値がある有価物の可能性があります。分別することによって、廃棄物ではなく有価物としてお金になる場合があります。

例えば、金属類や単一プラスチック類などさまざまな可能性があり、有価物の場合は廃棄物として扱われない点が特に大きなメリットになります。

どのように分別すればいいのか?

保管場所に品目別のコンテナや仕切りを設けると管理がしやすいです。

例えば、廃プラスチック類、木くず、金属くず、ガラス・コンクリート・陶磁器くず等にコンテナを分けるなどが良いです。

さらに同じ品目でも素材ごとに分けることができれば、さらにリサイクルや有価物化の可能性が上がります。

例えば、金属類(鉄、銅、ステンレス、アルミ、鉛など)、プラスチック類(ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンなど)

また、分別したものの雨ざらし、著しい汚れ、残渣残り・付着物有り、異物混入など管理状況が雑になってしまうと処理費の高騰または買取額の低下、リサイクル不可、最悪の場合は引取りを断られる事となってしまうこともあるため注意が必要です。

まとめ

廃棄物を分別するには時間と手間がかかって分別されずに処理されるケースはよくあります。

しかし、分別することによって生まれる大きなメリットがあります。

処理費のコストダウンやリサイクル率の上昇、有価物化の可能性といったメリットがあり、廃棄物削減という大きな課題への解決策となります。

「分別すれば何でもよい」という訳ではなく、分別後の保管状況が雑であれば分別した意味がなくなってしまうようなことにもなりかねません。しっかりと分別と保管を徹底して管理するようにすることが重要です。

当社では単純なコストのみでなく、埋立て処分からの脱却、環境に優しいリサイクル・有価物など排出事業者様のさまざまな課題について、調査・提案を行っております。

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