稀にオスミウムを含んだ廃液を処理したいとのご相談をいただくことがあります。
一般的には聞きなれない廃棄物かもしれません。
有害物質の飛散や自己反応を起こす可能性もあります。
特に液物や粉物などは安易に処理することは危険です。
今回のコラムではオスミウムについて解説していきます。
目次
オスミウムとは?
オスミウムは希少金属の一種です。
使用用途は、主に電子顕微鏡の染色剤などに液状の試薬が使用されています。
オスミウムには人体にとって非常に有害な特性を持っています。
呼吸器や皮膚、眼など障害を引き起こす原因になります。
保管する場合は、他の廃棄物と区別し、直接触れないよう適切に保管します。
処理方法は?
一般的な有害物質の無害化は、高温焼却や固化・不溶化して埋立てする方法などがあります。
実際に、オスミウムの明確な無害化処理の方法や指定・基準はありません。
リサイクルの技術も研究段階であり、廃棄物的には処理困難なものとなっています。
よって、処理を行う場合、現在の廃掃法における範囲内での処理を実施することになります。
その際は、処理業者へ廃棄物の特性や性状を詳しく伝え、慎重に処理検討を行うべきです。
有害物質の取り扱いには、細心の注意が必要です。
当社では、「処理方法がわからない」「適正処理を行いたい」といったニーズにもご提案を行っております。
まずはお気軽にご相談ください。