事業活動によって発生したガラスくず、コンクリートくず、石膏ボード、レンガくずなどは産業廃棄物として適切に処理しなければなりません。これらは「ガラスくず、コンクリートくず及び陶磁器くず」に分類されます。今回は、これらがどういった廃棄物なのか?どのように処理されるのか?を詳しく解説していきます。
目次
ガラス、コンクリート及び陶磁器くずとは

その名の通り、ガラスやコンクリートくず等の廃棄物を言います。
ただし、建物の新設や解体撤去等の工事によって発生したコンクリートの破片やガラス類などは「がれき類」に分類されます。
ガラス、コンクリート及び陶磁器くずの種類

ガラスくずでは、板ガラスやガラス繊維、廃空き瓶などがあります。
コンクリートくずでは、インターロッキングくずやコンクリートブロック、杭頭セメントくずなどがあります。
陶磁器くずでは、土器や耐火レンガ、RCF(リフラクトリーセラミックファイバー)などがあります。
ガラス、コンクリート及び陶磁器くずの処理方法

処理方法は、「埋立て処分」「リサイクル」の2種類があります。
処理方法①:埋立て処分
容積を小さくするため、破砕処理を行った後に安定型最終処分場にて埋立て処分を行います。
処理方法②:リサイクル
ガラス瓶などを色分けした後に破砕し、カレットというガラス原材料として再資源化します。
また、がれき類と同じく破砕した後に、路盤材や骨材原料として再利用するいったリサイクル方法もあります。これはガラスくずの吸水しない性質や、屋根瓦の保水・通気性といった性質をうまく利用した方法でもあります。
ガラス、コンクリート及び陶磁器くずの処理に掛かる費用相場

処理業者や物、状態にもよってもまちまちですが、おおよそ立米単価5,000~25,000円ほどの処分費が発生することが多いようです。
事前に処理先で現地確認を行うなどして、処理する廃棄物の許可を得ているか?どのように廃棄物を処理されているのか?過去に大きなトラブルがないか?などをしっかり調査を行って検討することが必要です。
弊社丸商では処理が難しい廃棄物も法令を遵守し適正に処理しています。
> 廃棄物の適正処理|丸商
まとめ
事業活動によって発生したガラスくず、コンクリートくず及び陶磁器くずは産業廃棄物として法律に沿って、適切に処理しなければなりません。
ただし、建物の解体などによって出たものは「がれき類」に該当します。
処分方法は、破砕処理を得て埋立て処分と路盤材等の原料として、再資源化する方法もあります。
処分費用は立米5,000~25,000円程になることが多いです。
当社ではコストダウン以外にも現行価格が適切かどうかや、処理先のリスクヘッジ、廃棄物の一元管理など廃棄物に纏わるサービスを多く提供しております。
> 廃棄物の一元管理|丸商
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