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丸商の産廃コラム

廃PCB(ポリ塩化ビフェニル)

PCB廃棄物はコストダウンできる?

PCB廃棄物は、人の健康や環境に被害を及ぼす危険性のある特別管理産業廃棄物です。

処理費用は所有者が負担しなければならないので、少しでもコストを抑えたいと考える企業も多いでしょう。

こちらのコラムでは、PCB廃棄物はコストダウンについて解説いたします。

PCB廃棄物とは?

PCB廃棄物とは、ポリ塩化ビフェニルを含む製品の廃棄物です。

PCBは人工的に作られた化学物質で、熱分解し難い、耐熱性や絶縁性が高い、水に溶け難く沸点が高いといった特徴があります。

脂肪に溶けやすいので体内での残留性が高く、蓄積すると様々な症状を引き起こす有害性が高い物質です。

高圧トランス、高圧コンデンサ、家庭用電気製品などに使用されていましたが、国内では1972年から製造が禁止され、2001年7月にPCB廃棄物特別措置法が施行されて、現在は使用、輸入も禁止されています。

しかし、いまだに古い製品の中にはPCBが含まれたものが残っており、廃棄物として発生しています。

処分方法は?

PCB廃棄物には、低濃度PCB廃棄物と高濃度PCB廃棄物があり、PCBの含有濃度によって区分されており処理方法や費用も異なります。

処理期限は、低濃度PCB廃棄物が2027年3月31日まで。

高濃度PCB廃棄物は2023年3月31日までと定められています。

PCB廃棄物は特別管理産業廃棄物にあたりますので、許可を取った収集運搬・処理業者に処理を委託します。

また、PCB廃棄物が発生した際は都道府県に届け出をし、業者が回収するまでの保管方法も、PCB廃棄物保管基準に従って行うことが義務付けられています。

コストダウンの方法

PCB廃棄物の処理費用は、種類、容量や大きさ、処分方法、保管方法などで業者によって様々です。

処理をする前に、PCB含有確認の調査も必要で、こちらにも費用がかかります。

高額になりがちな処理費用を抑えるには、まずは分別を徹底することです。

事前の調査で、PCBを使用していないものが混在していたり、含有濃度によって費用が変わります。

他にも、廃棄物からPCBが含まれている部分だけを取り外して、処理する分量を減らすこともコスト削減につながります。

処理業者の選定あたっては、見積りを複数の業者から取ることも大切です。

また、自治体によって補助金や助成金を利用することもできます。

PCB廃棄物の処理には期限があり、守らないと罰金が課せられる対象になります。

処理には多くの工程があるので一つの業者にまとめて依頼する方が費用も抑えられます。

適切な処理ができ、なおかつコスト削減できる方法をご提案しますので、まずはご相談ください。

 

 

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