金属加工などを行っている工場から鉄粉がよく排出されます。
元は金属なので、鉄くずとして有価物で引き取ってくれそうな物ではあります。
ある程度の大きさに固まったものであれば可能ですが、粉状になった鉄粉は処理が難しくなります。
地域や業者によっては、汚泥として引き取り産廃処分を行っている企業も多くあります。
今回は鉄粉の処理について解説いたします。
目次
処理が難しい理由
鉄粉は、粉状のため飛散しやすい形状です。
また、粉末状の廃棄物で燃焼反応を起こした粉が空気中で粉塵爆発を起こす危険性もあります。
よって、荷姿や取り扱いに注意して処理を行うことが必要です。
一般的には、ドラム缶やフレコンでの密閉された運用が望ましいです。
くれぐれも他の廃棄物に混ぜて処理するようなことはしてはいけません。
リサイクルの可能性
全国的にも鉄粉を引き取りリサイクルしている業者はあります。
処理施設にて、新たに鋼鉄製品や建材等へリサイクルされます。
有価物として引き取るor産業廃棄物として引き取り処理するケースは業者によってバラバラです。
その違いには荷姿や排出量、性状、頻度、処理フローといった要因があります。
もし、リサイクル不可の場合は埋立て処分に回ったりや処理不可として返品ということにもなりかねません。
リサイクルへのポイント
リサイクルへのポイントは、他の廃棄物や不純物を混ぜないことが基本的です。
また、一度にある程度の量、業者指定の荷姿もポイントになります。
事前に処理業者とリサイクルの条件をしっかり打合せしておきましょう。
当社では、鉄粉についての処理や有価物へのご提案実績がございます。
現行業者が引き取ってくれない、コストダウンや有価物化に取り組みたいなどのご相談があれば、お気軽にお問い合わせください。