会社のオフィスなどから廃棄するパソコンやハードディスクは産業廃棄物です。
産業廃棄物は排出事業者が責任を持って適切に処理しなければなりません。
パソコンやハードディスクには、会社の機密情報が保存されています。
つまり、安易に廃棄した場合、何者かに情報を引き抜かれる可能性があるため、大変危険です。
これらの機器について、どのように適正処理するのでしょうか?
そんなパソコンやハードディスクの処理方法について解説していきます。
目次
パソコンやハードディスクの産業廃棄物での分類は?
パソコンやハードディスクは、主に「金属くず」と「廃プラスチック類」となります。
これらを廃棄する際には、処分と収集運搬それぞれの許可を持つ業者で処理を行います。
パソコンやハードディスクの処理方法は?
一般的には、破砕や圧縮、切断などの方法で中間処理を行います。
処理後のものは、マテリアルリサイクルやサーマルリサイクルにて有効利用されます。
産業廃棄物として処理する際は必ずマニフェストを発行して処分します。
産業廃棄物以外の方法では、メーカーに引き取ってもらえるケースもあります。
なお、家庭から出るパソコンやハードディスクは産業廃棄物はありません。
管轄する自治体へ確認し、ルールに沿った方法で処理することとなります。
処理する際の注意
無許可業者に注意!
産業廃棄物として廃棄する場合には、必ず収集運搬と処分の許可が必要です。
つまり、どちらの許可も所持していない業者が処分することは違法にあたります。
異常に安い金額での処理や無償回収といった業者には、特に注意してよく確認しましょう。
くれぐれも費用を抑えたいために、こういった無許可業者へ処分を依頼することはやめましょう。
※自社で処分場まで持ち込む場合は、収集運搬許可は不要です。
データ管理に注意!
会社のパソコンやハードディスクには、会社の機密情報や顧客情報などが大量に保存されています。
よって、廃棄する際にはデータの消去してから廃棄を行うことが重要です。
もし、悪意のある者にデータが渡ってしまうと悪用され、会社にとって大きな損害を被ることがあります。
また、ハードディスクはデータ消去しても、知識のある者であれば復元できてしまう恐れもあります。
そのため専門業者によってデータ消去、ハードディスクの物理的破壊を依頼することもお勧めです。
まとめ
会社のパソコンやハードディスクを廃棄処分する場合は、産業廃棄物になります。
処分する場合は、収集運搬と処分の許可を所持している業者へ依頼します。
無許可の業者へ依頼することは違法にあたるため、注意が必要です。
特に異常に安い処理費や無料回収業者には、依頼しても問題がないかよく確認します。
処理を行う前には、データ消去など情報漏洩がないようにしっかり措置を行いましょう。
もし、自分たちで行うのに不安がある場合は、専門業者へ依頼することもお勧めです。
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